1997年の手帳
今週のお題「卒業」
1997年の手帳が思わぬところから発掘された。
この年、わたしは就職し、二つ目のピアスを開け、博多どんたくでエイサーを踊る青年な恋をし、夏には沖縄を旅している。
資格試験に行く予定を同期とのドライブに変更し、山崎まさよしのライブを見に行っている。
毎週何かしらの映画タイトルが書かれている。映画館かレンタルかで週に1作品は観ようとしてたんだな。
『太陽と月に背いて』は2週と空けずに2回観ているから、レオナルド・ディカプリオが好きだったんだろう。
そうだ。
わたし、確かにレオナルド・ディカプリオが好きだった。
ロバート・デ・ニーロと共演した映画から好きになったけど『タイタニック』でメジャーになりすぎて、好きだと言えなくなっちゃったんだな。
いつの間にか、自分が好きだったことも忘れてしまっていた。
今年アカデミー賞を受賞したレオ。
もしかしたら『タイタニック』に出てなかったら彼の受賞はもっと早かったかもしれない。
そう思っていたけど、レオがわたしの中で2回目の輝きを放ってきた。
自分が好きなものを、しょうもない理由で簡単に心から手放さないこと。
これも心に留めておこう。