続・清水寺は雨だった。

清水の大舞台をすぎて、すぎて、すぎて、すぎた頃、フェンスの向こうから歩いてくる二人組を見つける。

立ち入り禁止ではなく、ちゃんと端に出入り口があり、そこに「歌の中山 徒歩5分」と書いてある。 
歌の中山って何?

フェンスの先には細い道が続いている。
さっき入り口ですれ違った二人組とは別に、外国人のグループとすれ違う。

左手の山林が神秘的で心惹かれる。
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しばらく進むと、木の種類が杉に変わりさらに毛穴が開く。

右手には民家風の小さな建物がいくつか現れ、よくわからない雰囲気。
「ソラどら」と看板のついた、米粉どら焼きのお店もある。

さらに進むと、こんな境界が。
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後から調べたら、この二つのお寺は領地のことで衝突したらしい。

ここからは登山口みたいな道を歩く。
ここ自然歩道の入り口なんですね。

最後の階段を上ってようやく到着!
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ボケのお花とか
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ツバキとか
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かわいいけど、どこか寂しげ。

ここは、高倉天皇の寵愛を受けた小督の局が尼僧になったお寺らしい。
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清水寺は雨だった。


京都に行ったなら!初の清水寺へ。

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混み混みの観光案内で、各所の桜開花情報を確認。
清水寺は二分咲き。

京都駅でお得な500円の一日乗車券を買い、雨がシトシト降る中バスを待つ。
他のバスも含めてかなり長蛇の列だけど、まあまあ捌けてる。
前に並んだアジア系外国人の女の子から「キヨミズデラ?」と訊かれて、そうだとこたえる。

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そんなときに方々のスマホから緊急地震速報
緊急地震速報、大地震です」
ネットで調べている間にバスが来る。
三重県震度5弱とのことだけど、その後ニュースはなかった。大丈夫だったのかな。

バスから見る15年ぐらいぶりの京都。

やたらジャージやユニフォーム姿の若い子がいるなと思ったら、今日は入学式かな。
新入生勧誘、うらやましいな。

ふと食べ物のにおい…隣りでさっきの女の子がコンビニのおにぎり食べてるし!笑

五条坂のバス停で乗り過ごしそうな彼女をつついて下車。
茶わん坂の方を上って上って到着!

 雨の金曜日だから少ない方だろうけど、かなりの人出。
見渡す限り半数以上が外国人かな。

しかし、雨がやまない…。

清水の大舞台からの景色も冴えず。
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色調補正してもここまで。
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角度を変えて赤を入れてみた。
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うーん。

京都の桜。

京都〜神戸の1泊ツアーを強行中。
仕事真っ最中だけど、とにかく一日だけ休みをとって脱出した。
途中途中で仕事の電話やらメールやらバンバン入ってくるけど、さ!

秀吉と寧々さまの枝垂れ桜。
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同じ高台寺入り口の色濃い桜。
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全満開ではなかったけど、各所で記憶に残る桜に出会えた。
友に感謝。

花を慈しむ

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花のある生活に昔から憧れている。
以前通っていた美容室は、男性のオーナーが花を何気なく飾っていて、とてもお店の雰囲気とも似合っていた。

実家史上最大の断捨離作戦を昨年末から実行し、毎日のように掃除に時間と労力を費やしている。
終わりが見えてきたようなそうでないような春分の午後のこと。
陽の射す縁側で、たぶん生まれて初めて自分が作った空間を心から快適だと思った。
そして、わたしや家族のために、心から花を飾りたいという気持ちで花を買いに行ったのだ。





春分の夕空

春分の空があまりに春分らしかったので。

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夕陽を追う飛行機。
流星に見えたのでお願いごとお願いごと!

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明るい時間から月が昇り、日没とともに輪郭くっきり。

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また飛行機。

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月齢11日。

いよいよ春です。

花海棠

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福岡では桜が開花したけど、わたしが目を惹かれたのは海棠の花。
行き詰まるほど鮮やかで、梅ガムを噛んだときみたいに甘酸っぱい味が胸に広がる。
そんなすてきな思い出はないけど、妄想ならあるぞ。

花海棠の向こうには明るいうちから月が見えた。
見惚れるわたしの背中には太陽が沈んでいる。
春分前のこの時に見せてくれてありがとう。
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